【バフェット太郎×中島宏明 特別対談】【第3回】ビットコインを「持たないリスク」もある? BTCをポートフォリオに入れる理由

バフェット太郎さんと中島さんの対談サムネ_3回

読了目安:約4分

ビットコイン投資に懐疑的でも、今後さらに普及する可能性を完全には否定できません。そこで考えたいのが、資産の1~5%だけを保有する方法です。「持ちすぎるリスク」と「持たざるリスク」の間を考えます。

この記事でわかること

  • ビットコインを信じ切れなくても、持つ理由はあります
  • 「持たざるリスク」を避けるため、1~5%の保有が現実的です
  • 5%がゼロになっても、残り95%で資産は立て直せます
  • ビットコインは、金と同じ安全資産とはまだいえません
  • 生活資金を投じず、借金もしないことが大原則です
目次

本記事の対談者

本記事は、人気投資系YouTuber・バフェット太郎氏と、本メディア監修者・中島宏明による対談形式でお届けします。

バフェット太郎氏のプロフィール画像

バフェット太郎

INVESTMENT YOUTUBER

投資系YouTuber/著述家。米国株投資に特化した情報発信を行い、YouTube「バフェット太郎の投資チャンネル」は登録者数50万人を超える。著書に『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』(ダイヤモンド社)、累計20万部のロングセラー『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』(ぱる出版)がある。米国の連続増配・高配当株を中心とした長期投資を提唱している。

YouTube X note
中島宏明氏のプロフィール画像

中島宏明

INVESTMENT COLUMNIST

投資コラムニスト、経営者のゴーストライター。2012年より大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。暗号通貨投資・不動産投資・事業投資を手がけ、複数企業の経営戦略チームを務める。マイナビニュースで投資・資産運用をテーマに連載中。

ビットコインを信じ切れなくても、持つ理由はある

中島 宏明

ビットコインについては、「将来性がある」という意見と、「価値の裏付けがない」という意見が今も分かれていますよね。

バフェット太郎

個人的には、ビットコインを全面的に信じる必要はないと思います。暗号資産に懐疑的な人でも、今後、世界で暗号資産の利用や保有がさらに広がる可能性を、完全には否定できないのではないでしょうか。

そこで考えたいのが「持たざるリスク」です。

仮にビットコインが、将来さらに広く保有される資産になった場合、まったく持っていなければ、その成長の恩恵を受けられません。一方、大きな割合を投資すれば、価格が急落したときに資産全体が大きく傷つきます。

中島 宏明

「全力で買う」と「一切持たない」の中間があるということですね。

バフェット太郎

そうですね。ポートフォリオの1~5%程度を、とりあえず保有しておく。これなら、普及した場合には一定の恩恵を受けられ、普及しなかった場合の損失も限定できます。

5%がゼロになっても、残り95%で立て直せる

中島 宏明

ポートフォリオの1~5%という数字には、どのような考え方があるのでしょうか。ちなみに私は、ポートフォリオの99.99999999%はビットコイン・暗号資産なのですが…。

バフェット太郎

中島さんのポートフォリオはさておき、たとえば、資産の5%をビットコイン、残り95%をほかの資産で保有しているとします。

極端な仮定として、ビットコインの価値がゼロになった場合、資産は95%まで減ります。しかし、残った95%を年率6%で運用できれば、1年後には100.7%になります。

もちろん、毎年確実に6%で運用できるという意味ではありません。重要なのは、ビットコインが最悪の結果になっても、資産全体では立て直せる範囲に抑えるという考え方です。

中島 宏明

反対に、ビットコインが大きく値上がりした場合には、5%でも資産全体へ一定の影響がありますね。

バフェット太郎

はい。上昇余地は取り込みつつ、失敗したときの損失を限定する。これが少額保有の意味です。

ただし、5%がすべての人に適した数字とは限りません。値下がりが気になって眠れなくなる人は、1%でも多すぎるかもしれません。短期間で使う予定の資金を投じるべきでもありません。

ビットコインは金なのか、通貨なのか、金融資産なのか

中島 宏明

近年のビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれます。一方で、もともとは「クリプトカレンシー(暗号通貨)」「デジタル通貨」と呼ばれ、決済や送金に使う通貨として設計されました。

バフェット太郎

現在の投資家は、日常の決済手段というよりも、希少性のあるデジタル資産として見ていると思います。

ただ、金とビットコインは同じではありません。金には長い歴史があり、宝飾品や工業用途もあります。ビットコインは歴史がまだ浅く、価格変動も大きい。

「デジタルゴールド」という言葉だけを聞いて、安全資産だと思い込むのは危険です。

中島 宏明

一方で、ビットコインには、金にはない移転性があります。国境を越えて送ることができ、24時間取引され、少額に分割できます。

また、現物ETF、カストディ、ビットコイン担保ローン・クリプト担保ローンなど、既存金融との接続も進んでいます。単なる値上がり商品ではなく、金融資産として「どう保有し、どう活用するか」という段階に入りつつあります。

バフェット太郎

その変化自体が、「まったく持たない」という判断にもリスクがある理由の一つですね。

「とりあえず持つ」ために守るべきこと

中島 宏明

初めてビットコインを保有する人は、何に注意すべきでしょうか。

バフェット太郎

まず、投資の大原則ですが、生活に必要なお金を投じないことです。価格が半分以下になっても、売らずに済む金額に抑える必要があります。

次に、借金をして買わない。短期間で利益を得ようとしない。値上がりしたからといって、当初決めた比率を大きく超えて買い増さないことです。

中島 宏明

ビットコインと、その他の暗号資産を分けることも必要です。発行者のいないビットコインと、特定企業やプロジェクトが発行・運営する暗号資産では、リスクの性質が異なります。特定企業やプロジェクトが発行・運営する暗号資産は、ほとんど株みたいなものですから。

取引所の信用力、保管方法、パスワード管理、相続時の引き継ぎも考えなければなりません。

バフェット太郎

ビットコインを買うことは、未来を断定することではありません。ビットコインが広く普及する未来と、期待ほどは普及しない未来。そのどちらが来ても致命傷を負わないように、1~5%程度を保有する。これは強気一辺倒ではなく、不確実な未来への保険だと考えられます。

次回は、2028年を目安に導入が見込まれる暗号資産の分離課税と、その落とし穴を考えます。
投資に役立つ世界経済の大局観を非常にわかりやすく解説されているので、バフェット太郎さんのYouTubeもぜひご覧になってください。

この記事の内容について、個別にご相談いただけます

「自分の場合はどうなるのか」「具体的な数字でシミュレーションしてほしい」という方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

LIS無料相談CTAバナー

※相談は無料・秘密厳守です。オンライン面談にも対応しています。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や投資助言を行うものではありません。記事内の情報は執筆時点のものであり、最新の状況とは異なる場合があります。実際の投資判断や税務上の判断については、資格を有する税理士・弁護士等の専門家にご相談ください。

よろしければシェアをお願いいたします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2016年、証券会社にて富裕層・超富裕層向けの資産運用に従事。デリバティブを活用した投資戦略を中心に、資産規模に応じた最適な運用設計を提案。
2025年に独立後は、富裕層・超富裕層向けのプライベートオフィスを設立し、金融資産数億円〜数千億円規模の、上場企業オーナーから中小企業経営者含め幅広い顧客に対して、資産運用・財務・事業承継を一体で設計する支援を行っている。

目次